・モルタル外壁とは
モルタル外壁というのは、セメント質のものを壁面に吹きかけたり、塗布した状態のものをいいます。ですので、石灰質の壁の保護膜ができているようなタイプをいいますので、塗料を塗らなければ、セメント表面がむき出しの状態になっています。白い塗料を塗布すれば、しろい外壁になり、グレーではグレーの壁面になります。これは、パネル式の外壁材とは別の、仕組みであり、また構造上、柱や内部パネルの建材がしっかりしていなくてはできない工法です。モルタル壁は結構な重量になりますが、出来上がれば壁面を保護する具合になりますので、経年変化にも強いものです。ただし、石灰質モルタルであるので、その表面には防水・防腐・塗料という風に、多層に渡って、塗料を重ねる必要のある素材になります。モルタル外壁は凹凸のあるタイプが主流ですので、通常のローラーでは塗りきれない場合もあります。ですので、防水・防腐からの塗料を併せるなら、プロに頼んだ方が得策と言えます。もちろん、壁面の高いところは、足場が必要です。

・モルタル外壁には塗料が必要
モルタル外壁はセメントの一種を塗り付けたものであるので、その表面に塗料を塗布する必要があります。これは、セメントの材質を守るためでもあり、その外観上のカラーも含めて、経年変化から守るために、塗料をいれなくてはなりません。モルタル外壁が乾燥したらすぐに塗布するのがふつうですが、もし、モルタル外壁のまま放置されているとすれば、すぐにでも塗料を塗った方が良いです。これは、モルタルと言えども、水の接触を受けると腐食するおそれと、ひび割れの入ることが理由として挙げられます。モルタル外壁ではその塗料によりひび割れを防ぐ効果もあるのです。ですので、塗料自体によりよく接着するプライマーから防水処理、そして、塗装を重ね塗りする必要があり、その施術を行った後は、実際見栄えとしても優れる結果となります。また、塗装自体に重ね塗りをする訳ですが、そのステイン調のデザイン壁面として仕組むことも可能であるので、手動でモルタル壁面を仕上げれば、その凹凸と併せてモダンな壁面となります。

・モルタル外壁に下地と防水処理
日本はモンスーン気候に属し、雨風のおおいリージョンです。ですので、セメント面が露出していれば、その風雨により劣化がモルタル壁面に始まってしまいます。セメントというのは露出していれば風雨に溶けてしまうのです。そして、漏水があれば、氷結してモルタル面が剥がれたり、ひびの入る恐れがあり、経年変化にもたない構造となってしまいます。塗料により防水処理を行っておけば、このモルタル壁面の腐食や劣化剥離にたいして、一応の効果があるため、その施工をプロに頼む方が良識と言えます。
モルタル自体は、吸水性もあるために、雨で打たれたモルタルは、確かにもろい構造となることがあり、もし既存の塗料剥がれがある場合には、建材としてももろくなってしまいます。モルタルへの防水処理塗装が行われれば、経年変化に対し堅牢な状況を作り上げることができます。昨今の塗料では防腐タイプが主流ですので、それに合わせて防水被膜をひいておけば、さらに壁面の美的性能も確かになる訳です。
モルタル外壁の剥がれがある場合は、さらに加えてモルタルを塗りなおす場合もあります。少量の塗装剥がれであるなら、プライマーから塗料まで一連の作業で見違えるほど、構造がしっかりします。オールタイプの塗装を依頼すれば、工賃はかかりますが、重ねての塗装を必要とする機会も少ないでしょう。

・モルタル外壁の色味
モルタル外壁の色味としては、ホワイトウォールがよければ、少しのクリーム色というかたちで、塗布すればある程度の汚れにも強くなります。グレー色を強めても、カラーグレーという配色がありますので、市街地でも明るい壁面のぐあいに仕上がるでしょう。
グレー長にしたり、パステル調にしたりするのには、意味があり、雨水からの汚れが目立たなくするためのものです。ですので、ある程度の色味を付けて、パステルトーンにするとファミリータイプのカラーリングになります。
また、シックな色として、濃いグレータイプや、ブラウン長のブラックに近い要素にすれば、堅牢なイメージがぴったり来ますので、レンガ造りが併設されている家屋には向いています。
また、モルタル外壁を一階壁面部分にだけであるとか、雨水が跳ねる部分にだけ塗布することも施工技術としてありますので、その際は、雨水でも汚れないタイプのカラーにすると、家が新鮮に見えるでしょう。
モルタル外壁専用の塗料もあるかと思いますが、施工方法としてプロの使用するものになりますので、ホームセンター等には置いていない可能性があります。壁面の種類により塗料を選ぶのはプロのしごとになります。これらの一連の防水・防腐を重ねた上での、オーナーや管理者との打ち合わせで、家屋のモルタル表面カラーを選んでみましょう。
一言でモルタル外壁といいますが、大きく分けてもリシンやスタッコ、タイル吹きなどがあり、それぞれで仕上げ方も変わります。モルタル外壁に詳しい街の外壁塗装やさん横浜のような業者を選びましょう。